乾式西洋毛鉤作成手順--雉尾(Pheasant Tail)編--
2002.07.14 update
はじめに
胴(Body)に雉の尻尾(Pheasant Tail)を使った毛鉤です。
巻き方の解説
- 下巻はベンドの位置まで行う。尻尾のズレを防ぐためにしっかりとやっておくこと。
- 尻尾は柔らかさと弾力性のあるファイバーを選び、長めに取り付ける。
- 胴(Body)にする雉の尻尾(Phasant Tail)を取り付ける。
- 雉の尻尾を目玉に向かって巻いていく。
- 巻き終えた雉の尻尾を止める。
- 蓑毛は尻尾の長さとの整合性を考えて長めのものを選ぶ。蓑毛は先端と根元をそれぞれ片手でつまみ寄せてみる。このときできる「U」字型の部分だけを使う。
- 一本目の蓑毛を鉤に止めたところ。蓑毛は光沢のある面を上/目玉側に向けて止めること。
- 蓑毛を目玉の方向に向かって巻いていく。一巻きするたびには蓑毛を尻尾側に寝かせて、蓑毛の密度を濃くなるように巻いていく。
- 蓑毛を巻き終えて止めたところ。
- 二本目の蓑毛を鉤に留めたところ。複数枚の蓑毛を巻くときは、一枚巻き終わってから次の蓑毛を巻いていく。
- 二本目の蓑毛を巻き終わったところ。ここで蓑毛の量が足りなければ、三本目の蓑毛を巻く。
- 巻糸を結んで頭(Head)を巻き終えたところ。巻糸を切って乾式西洋毛鉤が完成する。
材料(参考)
このドライフライを作るのに使った材料を紹介します。
- フライフック
- ALBERT PARTRIDGE WIDEGAPE UP EYE HOOK
- ハックル
- ライトバジャーダン
- テール
- ライトバジャーダン
- ボディ
- フェザントテール
- スレッド
- ナイロン(グレー)