三浦剛資作品集

作品集(「自然倶楽部」掲載)

はじめに

ここでは宮城県仙台市にお住まいの三浦剛資様が東北地方を中心に人気のある釣雑誌「自然倶楽部」にお書きになった、あるいは取材/写真撮影協力した記事を集めたものです。

今回、三浦様ならびに「自然倶楽部」様の格別のご厚意を頂き当Web Pageに掲載させていただくことになりました。 まことにありがとうございます。

なお当Web Page中のリンクについては当Web Page管理者が個人的趣味で勝手に張ったものであります。

目次


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フライフィッシングの楽しみ方あれこれ

独り言

今さらフライフィッシングについて説明する必要もないと思いますが、簡単に言えば、鈎に鳥の羽や化学繊維を巻付け一見虫らしく見せて魚を釣る釣り方です。

一口で言えば、まあ味もそっけも無い表現になるのですが、これがどうして仲々奥が深くて、ついついのめり込んだら出口がわからなくなってしまって未だにどっぷりつかったままでいる人が多いというのは、やはりそれなりの理由がありまして、これも簡単に言ってしまえば「面白いから」と言うことにつきるでしょうか。 遊びをやるのにわざわざ理由をつけることもないのですが、部屋の電気を暗くして大の大人が独りぽつんとTVゲームでドラクエIIIに夢中になっていたりして、呪文が一つわかったなどとニャッと笑いながら翌日の昼頃赤い目をこすりながら起き出すのに比べれぱ、明日行く川と、ひょっとすると釣れてくれるかもしれないヤマメを頭に浮かべながら、ニヤニヤして毛鈎を巻き、翌朝に備えて早寝するのは健康的と世間では思うかもしれないけれど、でもどこか相通ずるところがあったりして、早い話、本人が楽しんでいる分には害は無いのですが、他人を巻き込むとなると話は別で、この記事を読んで又一人フライフィッシングに狂う人が生まれると思うと、どこかおそろしい、と思ったりするのです。

やってみたいと思っている人へ

さてフライフィッシングはやりたいが、道具をどこで揃えたら良いかわからないし、それに釣る場所もわからない。 それより先に自分に出来るのだろうかなどと思いつつ釣りの本やアウトドアの雑誌などをめくっている人が多いのではないかと思います。 でも現在ではこれらの疑問について心配する必要はまったくありません。 第1に東北地方を流れるすべての川でフライフィッシングが出来るのです。 20年前ならいざ知らず今ではちょっと大きな町なら必ずフライの道具を扱っている店がありますし、大抵そんな店なら初めて行って何も買わなくとも、竿の振り方から始まって、毛鈎の巻き方まで教えてくれます。 何度目かには昨日釣れたポイントやヒットした毛鈎も教えてくれるはずです。 もしもそんなお店でなかったら、今後お付き合いするのは考えた方がよいと思います。 お店の場所はNTTのタウンページをめくればすぐにわかります。

又、フライフィッシングを専門にしているお店なら年にl度位は、お客の親睦をかねてフライフィッシング・スクールを開校したり、シーズンオフにフライタイイング・スクールを開いたりしています。 かえって地方には無いものとばかり決めつけて東京あたりにタックルを買いに出かけたり、あるいは通信販売で求めたりすると、売る方では悪意はないのでしょうが正確にこちらに適した物を把握してもらえず、知らずにちぐはぐな物を手にして気付かないでいてしまうのです。

予算ですが、大体スキーの一セット位を考えておけば良いでしょう。 つまり安いのはそれなりのセットがありますが、最低4万円程度は見ておいた方がよいと思います。 どうせすぐ高いのが欲しくなるのだから初めからいいものを買った方がよいと思う人もあるでしょうが、やはりスキーと同じで、高い物程個性が強く出て初心者には使いづらいものです。 カタログまがいの雑誌の中で釣れた魚と共にさりげなく写真に写っているロッドを見て、ついつい憧れて入手したのは良いが、自分の実力では使いこなせず、その挙句に中古品として巷に流すことになります。

一シーズンか二シーズンもやれば自分の行く川の状態もわかりますし、現在使用している道具のどこが不満かもわかります。 初めのセットはいわば入学金と思ってください。

さて釣場のことですが、東北で一番大きい街といえば仙台ですが、この街からでさえわずか30分も車を走らせれば、フライフィッシングでヤマメもイワナも釣ることが出来るのです。 仕事が終わって残業のなかった日なら、日暮れ時、遅出の日なら朝9時までなど、日曜日を待たなくとも楽しめるのです。 もちろん毎日ベストの状況とは限りません。 良い日もあれは、駄目な日もあります。 でも回を重ねることでチャンスに恵まれます。 そして遠くに飛ばすより、できるだけポイントに近づいて正確に毛鈎を落とした方が、釣り易いことに気が付くでしょう。 Xヤードまでラインを飛ばせるようになるまではフィールドに出てはいけない、と惑わす様な書き方をしている入門書より、自然の方がずっと上手な先生なのだと気付くはずです。 実はこの辺りが見えてくると、東北地方に住んでて良かったなと思わず感激してしまうのです。

ちょっと堅い話になりますが

鮎釣りでもへら鮒釣りでも、初めは一地方の釣りだったのが、長い年月と多くの人の努力で、試行錯誤を繰り返しポピュラーな釣りになる間に、ルールやマナーが生まれ現在に至っています。 ところがフライフィッシングに関しては若い連中が飛びついたせいもあるのですが、ルールやマナーが完成する経緯が十分に紹介されないで、道具と釣り方だけが外国から入ってきたような気がします。

例えばフライフィッシング発祥の地と呼ばれる英国のバッキンガム宮殿で、衛兵の交代が始まると行進の通り道にあたる道路は、人も車も通行止めになるのですが、その時出る看板は「私有地につき通行止め」と書いてあるのです。 つまり女王陛下の私有地をふだんはタクシーが走り人が行き来しているわけです。 むろん英国全土が王室の私有地ではなく、国有地だったり民間所有地だったりするのですが、これらの場所でもよほどのことが無い限り、自由に出人りさせてくれるのです。 私有地だから石一つまで待ち主の物であるという現実と、公共の物を汚してはいけないというしつけが、子供の頃になされている背景があればこそ、普段は自由に出入りできる状態を作り出しているのだと思うのです。 このモラルが確立していることが、ナショナルトラスト運動の成功に結び付くのではないかと思うのです。

フライフィッシングはこのような環境の中で完成してきたわけですから、絶対に自然を守らなければ、私有地の一部である川から締め出されてしまうのです。

フライフィッシングを学ぶ時に、ルールやマナーが完成する過程を知ることは、自然を守ることを知ることにつながるのです。 このことを十分に理解しておかないと、訳もわからず餌釣りを見下したり、的はずれのキャッチ&リリースを他人に強制したり、道具のブランドだけを競いあうガキの釣りに成り下がってしまうのです。

(自然倶楽部1988年5月号 42-43P)


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フライで魚が釣れない原因あれこれ…

フライ・フィッシングを始めて間もない頃、目に入るフライ雑誌は手当たりしだいに読みまくった。 しかし、どれを読んでも書いてあることといったら釣れたことばかり……でるのは溜め息ばかりなり……的な心境である。

同じ事をしているはずなのになぜか釣れない人には、思い当たる節があるハズ。

そこで、現実のフライ・フィッシングについてすこし考えてみよう。

物語の中の恋人

物語に出てくる恋人はいつの場合でも理想の相手である。 忍耐強く、優しく、華麗な容貌……etc。 どんな無理難題にも黙って理解を示す心の大きさ。 まさに理想の相手なのである。 物語であることが初めから分かっているので、本を閉じたとたん現実に引き戻されてもギャップは少ない。

もうかれこれ三時間も歩いただろうか。 ヒグラシの声を間きながら何度も激流を渡り、狐の足跡を見ながら沢を降り、カワセミの飛ぶ姿を眺めながら一人静かにロッドを振る。 一枚のイワナの写真とそのコメントを読むにつけ、こうありたいいやこうでなければと思いこんで始めたフライ・フィッシングなのに、実際は川沿いの国道を走る観光バスのカラオケを聞き、空缶を踏みつけながら釣り遡る。 理想と現実のギヤップは開いていくばかり。 あげくのはてに一度も魚と出会うチャンスがなければ、フライ・フィッシングとはこんなものだったのかと勝手に納得して、さっさとやめてしまうだろう。

もともとイワナやヤマメが棲みついているフィールドに道路を作って侵入したのは我々人間のほうなのだから、ポイントのシチュエーンョンが悪いなど、はなはだ身勝手な話なのであるが……。

フィールドこそベストメソッド

ロッドやリ−ルは言うに及ばず、ベストやウエーダー、フライボックスのはてまでブランド品で身をかため、毎日キャスティングの練習に励む。 パターンブックのフライは全て揃えて本は暗記するぐらいに読み返し、いざフィールドへ。

三歩進んでツルリと滑って全身ずぶ濡れ。 あとはフィッシング・エリアで道具を見せびらかすだけのフライマン。 フェルトのソールが付いていれば絶対に滑らないと信じ込んだ結果なのであろうが、雪道でチェーンさえ装備すればスリップしないと思っているドライバーのようなもの。 本に書かれてある事で、どれがいちばん大事なのかはフィールドに通って経験しなければ理解できないのである。

魚がいなければ釣りは出来ない

フライで魚を釣りたいと思ったら、魚がいる場所に行かなければならない。 あたりまえのことではあるが、実は二年、三年目のフライマンが陥りやすいことである。

ヤマメもイワナもシーズンを通してみると、かなりの距離を移動している。 解禁直後は夏場に鮎が釣れる場所まで下がっているし、北に位置する川ほど下流に移動するので、シーズン初期は海を見ながら釣ることさえあるほど。

初めてロッドを手にした時に連れていってもらった川で、一度でも自分のフライへのライズを経験すれば一生忘れられない場所になるであろう。 ほとんどの場合初心者でもなんとか釣れそうな時期と場所を選んで連れていくことが多いので、 シーズン初期に忘れられない場所に行っても魚はまだいない。 釣れなくてもあたりまえなのだ。 魚が上流に移動した後に入渓しても同し事である。 またフライ・フィッシングはキャスティングが重要とばかり近所の空き地で練習に練習を重ね、雪代と共にヤマメもイワナも遡上して空っぽになったダム湖へ行くのも同じこと。

源流にさえ入れば大物がいる、数が釣れると思い込むのも間違いのもと。 ほとんどの場合源流に入っているのは小型の魚ばかりで、条件のいい場所に入れなかった魚が棲みついているだけ。 秋もかなり遅くなってから大型の魚が遡上してくるが、これは将来のために釣ってはいけない魚である。

食い気がなければ釣れない

モ−ニング・ライズといっても時期とポイントの状況によって時間が変わる。 フライがかろうじて見える時間までねばって大物をあげたことがあるからといって、ドライでようやく釣れ始めた時期に寒さに震えながらイブニング・ライズまで待っても魚の反応はない。 魚も水の中で震えているはずだ。

天候にも大いに左右される。特に、東北地方特有のヤマセの吹く日は要注意。 たった1日でもシ−ズンが逆戻りする。 こんな日は魚に食い気がないから反応は鈍いし、釣ることも難しい。 地元の釣り人はそのことを知っているので川には入らない。 たまたまそんな日に釣りにやってきて、貸し切りのような川の状況に最初は感激。 そのうちにイライラ……。 あげくのはてに魚がいないの、放流量が少ないのと自分の力量不足をたなにあげ、言い訳を言い出す始末。 もっともっと謙虚になって欲しいものである。 状況をきちんと把握する力がなければ、好釣果にはつながらないのだから……。

(自然倶楽部1990年1月号 44-45P)


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イギリスパターンを有効に生かすために

オリンピックやワールドスキーで活躍しているのはアメリカ、カナダの北米勢、スイス、フランス、オーストリアそれにこの時とばかり活躍する小国リヒテンシュタイン、さらに伝統的にノルディック種目に強い北欧や東欧。 これに対してイギリスの選手が活躍したというニュースはほとんど聞いたことがない。 北米はロッキー山脈、ヨーロッパ勢はアルプス、東欧や北欧は一年の約半分が雪に覆われるという環境があるのに対し、イギリスは国内に高い山が無いからではないかと思う。

日本の緯度でいえばカラフト付近に位置するイギリスであるが、四方を海に囲まれていることと、暖流の影響で冬場はそれほど気温が下がらない。 そのかわり冷たい空気と暖かい海水が出会った時霧を発生する。 霧のロンドンといわれるのはこのためなのである。

霧は雨と違い衣服のすき間から体の中に入り込み急速に体温を奪って行く。 毎年多くの人が霧で命を落としている。 この環境がバーブァのジャケットやオイルドセータを生み出した原因である。 当然フライフィッシングもこの環境を無視して考えることはできない。

羊がのんびりと草をはむ牧場の中を流れる一本の川。 高低差の少ない中を流れる川は鏡の様に静かで所々に木が生えている以外、隠れるものは何もない。 魚に気付かれないよう自分の影を川に写さないでロッドを操り、水面をたたかないようそっとラインを着水させるためのタックルの改良とキャスティングテクニックが必要となったに違いない。 この結果ダブルテーパー(DT)のフライラインが産み出され、正確にポイントに振り込むアクションのロッドが作られたことは自然のなり行きであった。

周囲に木も山もなにも無い開けた場所でフライフィッシングをすれば分かることだが、誠に毛鈎が見えにくい場所である。 毛鈎がどこにあるかを見つけやすくカーフテールやダッククイルのウィングを付けたりリーダーに目印をつけること等。

流れのある川ならこれでもいい。 しかし穏やかな流れの川ではこのような物を付けてしまうと魚に警戒されるだけである。 まして周囲の環境の中に溶け込むように巻き上げられたフライパターンでは、まるで逆効果になってしまうのである。

そこをキャスティングの技術で補うことになる。 もしラインの先に結び付けた毛鈎を目で十分に追うことが出来るスピードでキャスティング出来れば、プレゼンテーションされた位置は確実にわかる。 イギリスのキャスティングは常にこの発想を根底において考えなければ理解出来ない。 アメリカの、それもロッキー山脈の西側を流れる川の釣り方とは対照的とも思えるくらいの違いがある。 この違いが毛鈎のスタイル、ラインの形状そして当然ロッドのアクションの違いになって現われてくる。 では、こんなフライキャスティングテクニックが日本で役に立つのだろうか。 次の事柄は一つの答になるかもしれない。

山形県と秋田県の境にある鳥海山。 急な山肌を流れる川、月光川は、決してスコットランドののどかに羊が遊ぶ牧場を流れる川には程遠い。 雪解けの頃には川幅一杯に濁流が流れ山の土砂を一緒に押し流す暴れ川である。 このため各所にエンテイが作られた。 橋の上から上流を眺めると、ちょうど階段のように下から上へと続いている。 雪代が川幅一杯に流れるので、河原は広く釣り人が隠れる場所はない。 エンテイの間隔が短い場所は雪代が治まってしまうと流れがほとんどなくなり、鏡のような水面になってしまう。 日本海に沈む夕日は、上流に向かって釣り人の長い影を落とし魚を警戒させるので、まことに釣りにくい場所である。 この川に毎日通って27cmから32cmのヤマメを1週間で8匹釣ったフライマンがいた。 4年前の話である。 以下はダイジェストした彼の話。

梅雨が明けた頃、仕事が終わってから釣り場へ通った。 自宅から15分。 その日によって時間は一定していないがとにかく夕方。 梅雨の雨はすっかり治まり暴れ川の面影もない。 ウェーダをはいて川に立ち込むと魚に警戒されるのでスニーカーで川に通った。 ロッドは8フィート半。 ラインはDT6F。 ウエイトフォワードラインの様にダブルフォールでスピードを付けなくても20ヤード以上楽にラインが出て行く。 DTの特長で距離が伸びると共にループは大きくなる。 しかもDTの強味で最後の最後までラインをコントロールすることが出来る。

伸び切ったリーダーの先に結び付けた毛鈎はイギリスパターンのドライフライで当然アップアイ。 若干重めのフックに巻かれた毛鈎はウイングもマーカーも付いていない。

ヤマメがフライにライズする。 ここで間髪を入れずにあわせなければならないはずであるが、一呼吸置く。 20ヤード以上ラインが出ているのだからいくら早あわせしても無駄である。 水面に不自然な動きを与え魚に警戒心を与えるだけになってしまう。 一呼吸置くことでヤマメが反転した瞬間ラインの重みでフッキングする。 フライマンはそのタイミングを見計らってロッドを持っている手を高く上げるだけでいい。 この釣り方は4番や5番のラインでは重さが不足する。 6番のラインを使っていても距離が短かければ無理だし、リーダーが完全に伸び切るプレゼンテーションが出来なければやはり不可能である。 ラインが出ているだけでリーダは伸び切っていない、水面はたたくという名ばかりのロングキャストでは絶対まねの出来ない、正確なキャスティング・テクニックを要求される釣り方である。 毛鈎は着水した時ヨットの底に着いている大きなオモリが正しい姿勢を保つのと同じ理由で重さのある太いフック。 しかも反転した時にフッキングさせる必要から微妙なひねりの入ったアップアイが必要である。 さらにくわえた瞬間、魚に異物感を極力感じさせないよう、弾力があってしかも柔らかいハックルを寝かせて巻く。 もし硬かったり、あるいは立てて巻いたハックルでは、魚が反転する間に吐き出してしまう。

以上が本人の話である。 この釣り方がこの時期この川のベストの方法であるかどうかはわからない。 しかし彼が持参してきた8匹の冷凍になったヤマメを前にして反論する言葉は何もなかった。

アドバイス

DTラインを使いこなすにはDTライン用に作られたロッドを使わなければなりません。 ウエイトフォワード(WF)ライン用に作られたロッドにDTラインを装着した場合15ヤ−ドを越したあたりからロッドの腰が抜けた様な感じにになります。 これはロッドが悪いのではなくてこれ以上の距離はダブルフォールを掛けてWFラインをキャストするようにロッドもラインも設計されているからです。 WFにはWFラインの特徴と良さがあります。 DTラインも同じです。 それぞれのラインの特徴を活かした釣りをしてこそフライフィッシングが楽しくなると思います。 WFで設計されたロッドをDTラインで振ったりDTライン用に作られたロッドにWFラインを装着してダブルフォ−ルがうまく掛けられないと嘆いている人があまりに多いのも確かです。

一度ラインとロッドのマッチングを確かめて見てはいかがでしょうか。

(自然倶楽部1990年4月号 62-63P)


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